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【呪術廻戦】じゅじゅ♡らぶR18短編集

第5章 夏油傑 所有物の証


「うーん…」

治療してくれた硝子が先ほどからずーっと唸っている。
どうしたの?と聞いても答えてくれない。

それほど今回の怪我は重いのだろうか。

「ひとつ聞きたいんだけどさ」

「うん」

「傑と上手くやれてる?」

何をそんなに悩む必要があったのだろう。
わたしは頭にクエスチョンマークを浮かべながら
「普通だよ」と答える。

「じゃあ質問返るけど
お互いに満足する交尾してる?」

「えっ!?」

「これ重要。下手したら殺されるよ」

「誰に!?」

「彼氏に」

え?どういうこと?
傑が、わたしを、殺す…?

「気を付けなよ。
なまえのフツーとあいつにとっての
フツーは別物なんだから」

そう言って硝子は保健室を後にする。

百人十色。勿論、傑のことも理解しているつもりだ。
硝子がいい加減なことを言うとも思えない。
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