第39章 夏油傑 親友の彼女-弐-
「…うん。黙ってたらアソコむずむずしちゃって…」
「アソコむずむずしてたんだ?」
「あんなことされるの初めてだよ…。
両手使えないように後ろからハグして寝るし、
何もしてないのに起きたらパンツぐちょぐちょだし…」
任務中、ずっとぐちょぐちょのパンツだったのか。
外に出る前にチェックしておけばよかった。
「今新しいパンツ?」
「そうだよ。けど傑がエッチとは関係なくって…」
望んでいるのはなまえの方なのにエッチな女の子だとは思われたくないようで、私が触ったせいにしてくる。
そうなるように仕向けたのは私なんだが。
「それならお着替えしようか。明るいところで肌をさらすのはまだ恥ずかしいでしょ?」
「うん…。なに着るの…?」
意地悪はここまでにしてプレゼント袋を手渡し、
私は数分間ワクワクしながら
脱衣所で着替え終わるのを待ちわびる。
「着替え終わったよ」
「なまえ、どうしたの?サイズ合わなかった?」
ベッドルームに顔を出すと、
なまえは恥ずかしそうに布団をかぶっている。
「よく見たら乳首のところ透けてるの。
物価高騰で生地薄くなっちゃったの…?」
「いや極薄のスクール水着なんだ。
マッサージをするなら薄い方がいいと思ってね」
「なるほど。そっちの方が浸透しやすいもんね」