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【呪術廻戦】じゅじゅ♡らぶR18短編集

第1章 夏油傑 壁際に追い詰めて


「もう逃げられないよ。なまえ」

とうとう壁際まで追い詰められてしまった。
一歩お外に出れば、太陽の光が待っているのに傑の顔は影を落としている。

「まだ何もしてないのに逃げるなんてひどいじゃないか」

「だ…だって…!」

言わずとも傑は怒っている。

表面上はいくら優しい笑みを浮かべていても
ピリついた空気を肌身で感じてしまう。

「なまえは誰の彼女…?」

「傑の…」

「だよね」

そう。わたしは傑の彼女。
生まれて初めてできた大切な恋人。

「それなのに…
どうして他のオスなんかとキスしたの?」

傑を怒らせた自覚はあった。
けれど、キスした相手が理不尽すぎる。

「猫だから…可愛かったの…!」
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