第4章 夏油傑 朱色に染まるバスルーム
「好きだよ、なまえ」
「私も。傑のことが大好き」
キスをされる前も後も色っぽくて、
傑の顔に魅入ってしまう。
「嬉しいな。こんなことなら
もう少し綺麗なところで伝えるべきだった」
「十分だよ。ほら…こんなにも朱く染まってる」
気持ちの高ぶりを再現した高揚的な色づけ。
キスして見つめ合うといますぐ傑が欲しくなって、
お風呂から出した体をこすり合わせる。
「あっああ、すごい。
そこ弄られちゃ変になっちゃうよっ」
下に伸びた指はわたしの固いそこを押す。
じんじん熱くなって、勝手に腰が動いてしまう。
「なまえはいやらしい子だな。
指だけじゃ物足りない?」
「うんっ、もっと…もっと触ってほしいの」
「それじゃあ一回、イってみようか」
「あぁああっ」
ゆっくり丁寧に動いていた指が速くなる。
擦れるたびに込みあがってくる怖さ。