第31章 夏油傑 してアゲル
「なにから始めるんだい…?」
「傑先輩…楽しんでます?」
「楽しみで仕方ないよ。
なまえが気持ちよくしてくれるんだろう?」
「それはそうですけど…」
傑先輩はいつもよりニコニコしている。
わたしなら道具を使われたら怖いと思うのに…
さすが先輩というべきか。
上のシャツを脱いでもらってから
いつも傑先輩がしてくれるみたいにキスをする。
「なんだか新鮮だね」
「難しいです…」
「ははっ、難しく考え過ぎだよ。肩の力を抜いて」
ぽんぽんと優しく肩を叩かれるも緊張が抜けない。
それにする立場になってわかったことがあった。
あれこれするのに頭を使いながら
あんなに気持ちいいセックスができるなんて凄すぎる。
色々考えてきたのに傑先輩を目の前にすると
頭が真っ白になってしまい真新しい記憶を思い起こす。
「胸をいじられるなんて照れるね」
「くすぐったいですか…?」
「少しね。なまえも初めはそうだっただろう?」
「はい…」
エッチな気分になると触りたくなる性感帯。
傑先輩に教えてもらったことを思い出しながら、
乳首を指先で転がしてみたり
舌を固くしてチロチロと舐めてみる。