第27章 伏黒甚爾 寝取られ妻-壱-
専属トレーナーはしょげた顔をするが仕方あるまい。
その程度の男なのだから。
「かわいそーに」
ベンチプレスマシンの台に移動すると
微動だにしなかった甚爾が足元にしゃがみ込んでくる。
「…なにが言いたいの?」
「やってんだろ?
こんなスケベなスポーツウェア着てまんスジ丸見え。
アイツに何回出し入れしてもらった…?」
「っ…」
甚爾の指先がくっきり割れたスジに食い込んでいく。
この湿り気は汗だけじゃない。
甚爾に視姦されて熱く疼いてしまったところ。
「少し弄っただけで染み出してる…。どーなんだよ」
「トレーニング中なんだから邪魔しないで…」
嫌がる態度とは裏腹に奥はもの欲しそうに疼いている。
中のぬかるんだところから上に向かい
ぷっくりと尖ったそこを狙って小刻みにひっかく。
「は…ぅん…っ」
「旦那様の下手くそなセックスじゃ満足できなくて
ここを貸し切ったんだろ?
体力ありそうな体してるもんなぁ…アイツ」
「ち…っが…」
「びちょ濡れにさせて説得力ねぇよ。
そんなに男関係、俺に知られたくねぇの…?」