第19章 禪院直哉 お友だち卒業
子供をあやすように頭を撫でて唇を重ねてくる。
驚きのあまり涙がぶわっと込み上げる。
「は…はじめて、キスしてくれました…」
「そうやっけ?」
「そうですよ…。絶対…」
クンニとかフェラでおのずと遠退いていた気がする。
もう一度ほしい目を向けるとニタリと笑われる。
「僕のこと好き?」
「はい。大好きです」
「どんくらい?」
「うーん…。上手く言えないですけど
直哉さんのじゃなきゃ幸せになれないくらい」
「なにとはかってんねん」
あきれたように笑われ、
目が合うとぷっと吹き出してまた笑われる。
逆らえないように抱いてきたのは直哉なのに。
「しゃあないなぁ。
可愛い子には俺のチンポ使ってやらんとね」
欲望に身を任せて直哉に抱かれる。
使われるように抱かれるのも
気持ちよくしてくれるように抱かれるのも
直哉が与えてくれるすべてのものが愛おしいから。
<終>