• テキストサイズ

江戸でおむすび屋さん始めました!

第8章 夏と恋とひんやり甘味


それから私とお手伝いの女子達でせっせと料理に取り掛かかった。

「あまりお待たせしてはい辛いから丁寧に急ぎめでお願いね!」
「了解しました。」

まずはカルパッチョから作り始める。木の実から油を絞り、みかんを半分に切り落として汁を絞る。実は果実を絞るものは職人に作らせた特注品で今でいうレモン搾り器と同じ作りになっている。旬の魚を捌き器に盛ると塩をかけてみかんの汁と木の実の油をかける。

「お待たせしました。前菜のカルパッチョでございます。今回は今が旬のカツオを使ってみました。それでは失礼致しました。」
私は頭を下げて厨房に戻り次の料理を作り始めた。お米は好子ちゃんが炊いてくれている。
実は何を頼まれてもいいようにシーチキンは前日に仕込んでおいたのだ。
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp