• テキストサイズ

江戸でおむすび屋さん始めました!

第8章 夏と恋とひんやり甘味


それから何日が経ってお手伝いの女子達もおかしいと感じていた。そして源平さんからこんなことを告げられた。

「実は息子の吾郎に聞いたら俺がまごころ屋に来た前日に穂乃果さんが息子の家を訪ねたそうだ。色々話し合っていたそうなんだけど、息子が気を利かせて隣の家の人に頼んで送ってもらおうかと提案したそうなんだよ。妻が身籠ったるから俺は行かないとかで。刺したら穂乃果さんが丁寧に断ってきたからこれ以上何も言えなくてそのまま帰る時間に扉の先で手を振って別れたそうなんだ。ここ数日となると帰り道で何かあったんだなと思う。息子夫婦がすごく後悔していてね。」
「そうなんどすか。はぁー。」
舞子ちゃんが落胆して言った。
「それから息子が言うには穂乃果さんは手紙交換してる人がいるって言っててな。武士の人らしいんだけど頼んでみるって言ってた。武士なら何かわかるんじゃないかって。」
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp