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江戸でおむすび屋さん始めました!

第5章 だし巻き卵は母の味


まずは果物とお酢を混ぜてフルーツ酢を作ることから始めた。果物を細かく切ってすり鉢で混ぜて汁を搾り取り、お酢と混ぜた。そこに果物の果肉も入れて混ぜて味見をした。
「うん!いつものお酢がより爽やかになったね。」
このフルーツ酢をベースに作ることにした。梅は二個分を種を取ったらまな板の上で包丁でたたき、梅肉を取り出した。先ほどのお酢と混ぜてみると絶妙に美味しかった。あとはここにスカッとする何かを加えるだけ。クエン酸はレモンに入ってると考えて別の容器にレモンを絞った。
「そういえば重曹を作るのには電気分解が必要か。それに日本で電気分解できたのって明治に入ってからだもんね。」
じゃあどうすればいいの?

そもそも電気分解ができないことがわかり、ソーダ水を作ることは諦めることにした。しかし、せっかくここまでできたのだから生かすことにして梅と果物のお酢割りを作ることには成功した。

たたききゅうりの梅和えとイワシのつみれ汁、梅と果物のお酢割りの試作品が出来上がり、お手伝いの女子たちにも食べたり飲んだらしてもらったところ高評価を得ることができた。
「よし!六月の限定献立はこれで行こう!」
私はそう意気込んで各地を作るべく女子たちと巻き物にそれぞれ限定献立を書き込んでいった。
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