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江戸でおむすび屋さん始めました!

第2章 削り節おむすび(おかか味)


びっくりした・・・。
御役所の人から聞かされた仕事内容に唖然としてしまった。イモリ売りとかあるんだね。いや、そもそも虫嫌いだし無理だわ。その他の仕事は以下の通りだ。
⚫︎物乞い→人形を胸に吊るして物乞いする仕事
⚫︎孫太郎虫売り→虫の幼虫を売る仕事
⚫︎異風の托鉢→猫の面をつけた僧侶になる仕事
⚫︎羅宇屋→煙管の竹の部分を作る仕事
⚫︎一人相撲の芸
⚫︎女相撲→男性と同様に廻しをつけるが着物の上からつける
⚫︎考え物→なぞなぞの押し売り
⚫︎赤蛙売り→赤蛙や柳虫を薬として売っていた
⚫︎水屋→その名の通り水を売っていた
⚫︎損料屋→色んなもののレンタル屋さん。生活用品を貸し出すシステム
⚫︎灰買い→灰を買い付ける仕事
⚫︎穴蔵屋→地下にある防火倉庫を貸し出している仕事
⚫︎札差→米を換金している仕事
⚫︎見得屋→宝くじの予想をする仕事

ざっとこんな感じと仕事のラインナップを見せられてもイマイチピンとこない。

水屋ってどこから水を仕入れるんだろう?現代ならペットボトルに汲めばいいんだろうけど、わざわざオケとに汲むのかな?

虫は苦手だから売りたくないし・・・かといって宝くじの予想なんて私にできるのかな?
いや、選んでる暇はないわ。だって吾郎さんも御役所の人も言ってたじゃない。女性が働けるかどうかわからないって。それに私は一刻も早く資金を貯めないといけないもの。だったら選んでなんかられないわ。こうなったら片っ端から尋ねてみるしかないわねと、私は考えた。
「それでどうなさいますか?」
御役所の人にそう聞かれて私はきっぱりと言った。
「選んでいられないので片っ端から尋ねてみます。どこでやっているのかわかる範囲で構わないので場所を教えてください。」
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