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江戸でおむすび屋さん始めました!

第11章 秋祭りと新米の季節


秋祭りは大成功に終わった。料理もあっという間になくなり、この日のために用意したおかめも無くなった。明日はお店が休みなので助かるんだけどね。
「いやー実にうまいもんを食わせてもらったわい。お米は明日、届けるけどいいかな?」
源平さんの言葉に私は笑顔で頷いた。
「はい、明日からまたよろしくお願いします。」
お客さんや源平さん家族が去っていき、女子達と一緒に後片付けを始める。

「本格的にお弁当を売りたいなぁ。でも最後まで温かく食べてもらうにはどうしたらいいのだろう?」
私は考えながらお皿を洗った。

この日はとても充実していた。
「あっ、今度は冬祭りやりませんか?」
私は女子達に言った。
「またですか?じゃあ、次は春祭りとかやりますのん?」
舞子ちゃんが笑顔で私に聞く。
「それはどうかな?でも冬祭りやりたいなぁ。私のいたところでは年末に忘年会とかクリス・・・まぁ色んな行事があってね。温かいご馳走を食べて今年を労う会があるんだよね。やりたいことがいくつかあって。」
私の言葉に女子達が笑って言った。
「穂乃果さんの頭の中って常に挑戦って感じするわぁ。」
「えっ?それどういう意味ですか?」
「そのまんまでっせ。」
そんな会話をしながら片付けてこの日はお開きになった。

来年も秋祭りできるといいな。
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