第11章 秋祭りと新米の季節
源平さんと家族がやって来た。
吾郎さんと綾さんもやって来てみんなで秋祭りの献立を召し上がってくれた。
「いらっしゃいませ。」
綾さんのお腹は更に大きくなっており臨月なんだと吾郎さんが嬉しそうに言ってくれた。性別のことはわからないだろうから、生まれてからのお楽しみなんだろうな。
「本日は秋祭りです。いつも源平さんからは質の良いお米をもらっているので感謝の気持ちを込めて作りました。いつも質の良いお米を届けてくださり、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」
私が挨拶代わりにそう言うと皆んなから拍手が湧き起こった。
「いやー穂乃果さんのおむすびへの情熱は素晴らしく根負けしました。なので質の良いお米を届けてるまでです。こんなに素晴らしく料理におむすびに変えてくださってありがとうございます。」
源平さんが返事の言葉を述べ、一斉にいただきますしてみんなで食べた。