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ジョジョの奇妙な日常。

第3章 休日とファミレスと通り雨。


1.

ジョースター一家は暇だった。
なぜなら、今日は休日だからである。
「うぁー、暇だぜー…。」
ジョセフが初めに音を上げ、承太郎がその後漫画を閉じ、ジョナサンが勉強が終わり-

そしてが小説片手に降りてくる始末。
「今日は何も予定は無いのか?」
承太郎が尋ねると、全員が頷く。
今日に限って何も約束などをしていなかった4人は、はぁと溜息をつく。
其の直後、突然「ピンポーン」とチャイムが鳴った。
予想していなかった4人は、一瞬驚いた後に玄関へと出て行く。
「はい、どちら様です……皆さんどうしたんですか?」
玄関には、シーザー、ディオ、花京院が立っていた。
そして、全員同時に
「暇だったから来た。」
と答えたのだった…。


「何故か段々リビングが狭く感じてくるのは私だけなのか…。」
「いや、多分だけじゃないと思うよ。」
ジョナサンが紅茶を運びつつ、苦笑しながら言う。
基本的にジョースター家の男達とつるんでいる者達は背が高いうえに体格がいい。(最高195センチ。)
其れに反比例するようには157cmという身長。
「せめて、せめて160は欲しい…。」
溜息をつきながらリビングへと戻ると、早速ディオと承太郎がスタンドで喧嘩をしていた。
「ジョナサンさん…この状況はどうすれば…」
「に、兄ちゃん!!助けて!!」
ジョセフとシーザーが助けを求める。
そして、止めようとしていた花京院も諦めて戻ってきた。
「ジョナ兄…此処は波紋を使う?」
と、が訊くとジョナサンは、
「いや、其の必要は無いよ。」
と二人の方へと歩いていった。
そして-

「二人とも…ごめんなさいは?」

と、「ゴゴゴゴ」という効果音と共に言った。
二人は其の表情に圧倒されてしまい、
「ご、御免なさい…」
と謝るほかなかった。



-そして、密かに達4人が
「さすが初代、其処に痺れる憧れるぅっ!!」
と盛り上がっていたのをジョナサン達は知らない…。
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