第2章 ゴリラの園
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警察長を名乗る男の顔をじっと見ると何やら見覚えがある。
しろなは思い出したようにあー!と声をあげた
『警察長!さっき会ったっしょ?確かあんた私を男と勘違いした』
知らん顔で煙草をふかす土方を指差すしろなに近藤が言いづらそうに口を挟む
「あー…その事なんだが…」
「総悟てめえが説明しろ。原因はお前だ」
「ちぇ、お前ら同罪だろうがよー」
土方に促され沖田が渋々話し出すと後ろでは隊士の何人かがいたたまれず下を向いた
「まあ単刀直入に言うと、あんたの貧相なm…」
刹那、沖田の顔の横を何かが空を切りその場に居た人間全員が言葉を失った
空を切ったのは何食わぬ顔をする沖田に向けにっこりと笑うしろなの拳
『ごめんね~、貧相って言葉がよく聞こえなかったなあ~。言い直してくれる?』
聞こえてんじゃねーか!!
全員がそう突っ込みを入れる中、沖田は楽しげな表情を浮かべ
「…あんたのリッパな胸を全員で見ちまいやした」
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