私が嫌いな私なんて○したっていいじゃないか(短編集)
第1章 君だけを
「これでも色々我慢してる方なんだよ?トラッパーだからこうやって敵に漬け込むのが仕事だってわかってるけどさ…僕の可愛い遊夢ちゃんをこんな奴の所に手放すなんて断腸の思いだよ」
渚の言葉に苦笑いする私
「あ…
でも、男の匂いする。
汚くて…浅ましい…」
そのまま彼は私の露出した肌に印を付け始める
『ちょっ…仕事に影響するから辞めてとあれ程言ったのに…』
「大丈夫、今日は濃く付けないから」
唇を離すとほんのりピンクの跡ができた
「うん、消毒しようか」
『えっ、今ここで?』
「勿論。いや?」
上目遣いで甘えるように聞いてくる彼。しかし手は確実に私の隙間を這ってくる
『み、見られたらどうするんですかッ…///』
「そんな人いないよ」
そう言って渚はにっこり笑って私に覆いかぶさった
「(というか見に来る人もここにはもういないけどね♡)」
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潮田渚 掃除屋という名目の殺し屋。遊夢のパートナー。消える殺気で隠密任務が得意。遊夢に対して異常な愛を抱く
遊夢 トラッパー。引っ掛けるなら彼女にお任せ