私が嫌いな私なんて○したっていいじゃないか(短編集)
第4章 酔っちゃった!渚.ver
「遊夢ちゃんは家事が凄い上手なんだけど、時々何か失敗してケガする時に出る『痛っ』って声にぐっとくる…なんか萌える…」
『(どこにフェチ感じてるんですか!!)』
「あとね~…同棲してから遊夢ちゃんの寝顔見れるようになったんだけどね、もう可愛くて食べちゃいたい。多分遊夢ちゃんは天使の生まれ変わりなんだね~///」
『(ちょっとバカっぽさを入れるのは辞めろ…)』
「その時に遊夢の手を握ってあげるときゅって握り返してくれるの。ホント赤ちゃんみたい///たまに寝言も言うんだけど、この間なんて言ったと思う?『やだっ、やめて!』って。はあッ、可愛いッ!可愛い!!」
『(え、そうなの!?逆になんか恥ずかしい!!)』
こうなると逆にツッコミに疲れてくる。珍しい。渚さんがここまで惚気でデレデレになることなんてないのに…
渚さんが酔ったのってまさか…
「寝てると言えば最近遊夢ちゃんの気持ちいいとこちゃんと分かって来たんだよ?攻める度にとろんとした顔して子猫みたいにきゃんきゃん鳴いて…///」
『わー!!!わーッ!!!(下ネタやめろ!!!)』
どうやら外だってことも分かってないらしい。急いで家に向かわねば!!何するか分からない爆弾を持ってる私は!!
「でね~」
まだ話そうとする渚さんにストップをかけた
『もういいですよその話は。家に到着しましたよ、渚さん!』
浮遊している意識をちゃんと取り戻すためしっかり名前を呼んであげる
すると…
「んえ………遊夢、ちゃん?」
『そうです!貴方の愛しの遊夢ですよ!しっかりしてください!
とりあえずお風呂に入って…』
ガシッ
『!?』
「えへへ~遊夢ちゃん~/// 」
お主、酔っぱらっている癖にどこからその力が出てくるんだ…!?(汗
服の袖をしっかりと掴まれて身動きが取れなくなった
「遊夢ちゃんすき~」
『うわあ!』
いつの間にか渚さんに馬乗りされた。これは…まずくないか…?
『ちょ、渚さん!?』
「遊夢ちゃん可愛いねえ~///」
『ひやっ///やだやだそこ止めて!!』
酔いながら嬉々として私の身体をまさぐる彼はさながら子供だ