第3章 追憶
ベッドの端に戻って座るとグラスを持って俺の顔を見てきた。
赤井「…もう要らないか?」
名前「どちらでも。赤井さんに付き合うつもりで居るんだ。」
赤井「そうか…なら、もう少し付き合って貰おうか。」
サイドテーブルを奥へ寄せ、ベッドから離すと名前の腕を引いて自分の腕の中に収めた。
赤井「名前…お前なら避けられるよな?嫌だったら、辞めさせろ…」
後頭部に腕を回し、唇を触れそうな位置まで近付けるが彼女は何の反応も示さなかった。
顔を赤くする事もなく、ただじっと見つめられて意地悪をしたくなり始めた。
3章🔚