第14章 練習試合前日
______駅前
仙「それじゃ、また明日な!会えるの楽しみにしてる」
あなた「はい、私もです!でも明日は負けませんよ!」
仙「フッ、それはどーかな。じゃあまたな、気をつけて」
あなた「はい、今日も送ってくれてありがとうございました!彰さんも気をつけてくださいね!あと明日遅刻しないでくださいよ!!」
仙「ああ、頑張って早起きするよ」
あなた「それじゃ、また!!」
仙「あ!そういえば!!」
あなた「?なんです………っっ」
チュッ
仙「忘れ物」ニコッ
あなた「………」ブワァアア
仙「じゃあな!」
2人はそれぞれ帰路についた。
あなたの中で仙道の存在が少し大きくなっていた。
だが、流川のことも大きな存在であり、大切であった。
あなた(どうしたらいいんだろう…2人ともドキドキするし、キスされても嫌じゃないし……私はなんてヒドイ女なんだろ……はぁ…)
あなたに片思いしている人は数えられないが、その中でもちゃんと思いを伝えてくれた人は今現在2人だけだったため、それ以外の好意には全く気付いていないのである。
これからもっと大変になっていくことは、この時は思ってもいなかった。