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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第9章 ジュードー男、青田


青「さぁさぁ!」

小「写真に踊らされているぞ!」

青「この…小学校から中学校までの晴子ちゃんの写真……とあなたちゃんの写真、おれだってこれを手放すのは惜しい!実に口惜しいのだ!」
青「桜木!わかるだろう、お前ならこの気持ち!同じ想いを寄せる者として!」

花「うんうんワカル」

木「う…妙な連帯感が生まれてるぞ…」

赤「ペテン師め…」

青「晴子ちゃんの写真をここまで揃えるのに実に5年かけた!それにあなたちゃんの分まで…この苦労!この気合い!おまえならわかるだろう桜木!」

花「うんうんワカル」

青「それほどお前を必要としているということだ!だから柔道部に入れ!桜木!!」

花「イヤだ」

青「なに!?じゃあこの写真はいらんのか?」

花「イル」

青「フッ、そうだろう!じゃあ柔道部に入るんだな?」

花「イヤだ」

同じ問答を何度も繰り返した。

青「コラァ!そんなわがままはこの青田には通用せんぞ!」

花「フン、じゃあいいよ。実力でとる!ジュードー部には入らん。写真はもらう!」

赤「コドモだ…だが今回のわがままばかりは…相手が悪い…」

青「実力で…か。この俺にそんな口を聞いたのは赤木以外にはお前が初めてだ」

花「フン、めんどくせーのはキライだ」

青「フッ、やはり話し合いの通じる相手ではなかったか」

花「いつ話し合いをした!」

青「だが…それでこそオレの見込んだ男よ。この青田龍彦、逃げも隠れもせん!かかってこい桜木!」

ダッ

花道は青田のほうに走り、つかみかかろうとした。

ガッ

しかし柔道経験者の青田にとって素人のつかみかかりを躱すのは大変簡単であったため、花道はすぐに襟元を掴まれてしまった。
そして掴まれた花道は青田を睨んだ。

青「…」ギクッ

バッッ

ブワッッ

花「おろ?」

バァァン!!!

花「いて!」

青(なんだ今の殺気は…思わず投げてしまった…)

花「ジュードー技を使いやがったな!」

青(よしもう一度確かめてやる…俺の見込んだ男なのかそれ以上なのか…)
青「いくぞ桜木!柔道は組んだ瞬間に相手の強さがわかるんだ!」

花「なにぃ!」

ガシッ

ゴンッッ

花道は青田に頭突きした。

青「……」シュゥウウ
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