第9章 ジュードー男、青田
______その頃3年6組
クラスメイト「どう?赤木くんバスケ部のほうは、キャプテンがだいぶ板についてきたじゃない」
赤「いや、まだまだだな。厳しくしなくちゃいけないんだがどーしてもつい甘さがでちゃうんだよな。どーもいかんわ」
木(十分厳しいよ……)
クラスメイト「でも今年のバスケ部はいけそうじゃない」「そうそう学校中の評判だぜ赤木」「1年にもいいのが入ったらしいじゃねーか」
赤「どうだかな、問題児ばっかでな」
クラスメイト「今年こそいい線いけるわよきっと!」「目標はどのくらいなの?インターハイ出場とか」
赤「全国制覇っ!!」
クラスメイト「「すごーーーい!」」
木「全国制覇は中学の時からのおまえの口癖だからな」
赤「小学校からだ」ハッ
赤「やめよう、こういう話をしていると現れるんだヤツが……」
ガラッ
赤「……」
青田「全国制覇!?あ!?そいつは俺が先だ赤木よ!俺たち柔道部がな!!」ズゥウウン
赤「おまえこの話をする度にとなりのクラスから来るのやめろよな、青田よ!」
青「フン!籠球などといううわついたスポーツにうつつをぬかしよって…おれは情けないぜ赤木よ!」
この男は柔道部主将の青田龍彦(たつひこ)である。
また、赤木と青田は小学校時代からの親友であり、ライバルである。
赤「なんでバスケがうわついたスポーツなんだ、いったいキサマは何年間同じセリフをいえば気が済むんだ、青田よ!」
青「ときに晴子ちゃんは元気か?ん?」ツンツン
赤「さわるな」
青田は小学校のときに晴子に一目惚れをしていた。
青「フッ、まあいい。おれたち柔道部はすぇにインターハイ制覇への強化を図っている。先に全国制覇を成し遂げるのはおれたちだ!赤木よ!」
木「青田、おれたちもマジで今年は狙ってるぜ、1年にいいのが入ったんだ」
青「ほう、うちもだ。フッ…100年に1人の逸材が入ることになっている…」
木「はっはっは、大げさだな。いったいどんな奴なんだ?」
あ「1年7組、桜木花道!!」
赤・木「なんだと!?」「なんだって!?」
青「既にウチの精鋭部隊が勧誘にいっている、あいつら荒っぽいからムチャしてなければいいが…」
クラスメイト「青田くん、2年生のお客さんよ」
青「フッ、話はついたようだ」
男たち「「「ダメでした」」」ズラリ