第28章 4回戦
そして会場から外へ出た時、宮城は自分が持っていたタオルをあなたの首へさっとかける。
あなた「わっ!びっくりした!」
宮「あー…あれだ、今日日差し強いから首元焼けると思ってだな…」
あなた「そっか!リョータ先輩気が利く!ありがとうございます!!」
流「チッ」
宮「おい今舌打ちが聞こえたぞ」
あなた「それにこれリョータ先輩の匂いがする!」
宮「!!わりぃ、使った後だから…」
あなた「めっちゃいい匂いしますよ、私この匂い好きです〜」
宮「っっ!!!」
そう言うと流川は宮城のタオルをぱっと取り、宮城に差し出す。
そして今度は自分のタオルをあなたの首元へかける。
流「先輩まだ使うかもしれねーだろ」
あなた「あ、そっか!ごめんなさい!楓はもう使わないの?」
流「あぁ」
あなた「そっか、ありがとう!」ニコッ
あなたはそのまま流川のタオルを使う。
宮「流川てめぇ……」イラッ
流「………」
宮(…………いや、付き合ってるなら今のはダメか)
宮「いや、わりぃ」
宮城は、2人から離れていった。
宮(もうオレにはチャンスないか……はぁ…ま、あなたが幸せならそれでいいか)
そして次は彩子が2人に近づく。
彩「ねぇあなた。なんか色気増した?」
あなた「へっ!?なんでですか!?」
彩「いや…特に理由はないんだけど…なんとなくそう思って……もしかしてアンタらなんかあった?あ、付き合った?」ニヤ
流「!!」
あなた「なっ!?なななななんもないですよ!それに付き合ってないですし!」
彩「ふぅーん」ニヤ
彩(なんかあったのね…付き合ってはないみたいだけど…というかこの子わかりやす!!)
流(女のカンってすげぇ…)
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宮「アヤちゃん…あいつらついに付き合ったのか?」
彩「違うみたいよ〜。あ、もしかしてリョータも首、見た?アイツほんっと独占欲強いわよね〜…あなたも優しすぎるのよまったく…」
宮(おいおい付き合ってないのかよ…)
こうして(?)4回戦も無事終了した。