第21章 戻ってきた男
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あなた「楓め…こんなくっきりつけて…!!!こんな目立つとこに絆創膏なんて貼りたくないよ〜……逆に怪しくない…?あ!!!ファンデーションで隠したらいいんじゃん!私偉い〜!」
そう言ってあなたは昨日流川につけられたキスマークをファンデーションで隠し、休日の部活へと向かった。
______体育館
あなた「おはようございまーす!」
「あなたちゃんおはよう」「おはよ!」
彩「今日もかわいいわね〜!あなた♡」チュッ
あなた「なに言ってるんですか彩子さんのほうがかわいですよ♡」
(((幸せ空間だ〜……)))
すると、髪を切った三井が体育館に現れた。
「「「!?!?」」」
三井は深々と頭を下げ、意地もプライドも捨ててバスケ部に戻ってきた。
あなたはその男の元へ走って行き、声をかける。
あなた「み、三井先輩!髪いいですね!そっちのほうがかっこいいです!…おかえりなさい!」ニコッ
三「お、おう!ありがとな…今日の部活終わり…時間あるか?」
あなた「時間?大丈夫ですけど…どうしました?」
三「いや…ちょっと話したいことがあるんだ、家まで送るから付き合ってくれねぇか?」
あなた「い、いいですけど…」
(あなたちゃん勇気あるな〜)(俺まだ怖くて話かけらんねぇよ…)
彩「あなた〜!」
あなた「あ、呼ばれたんでまた!」ペコッ
三(あんなことしたのに…普通に接してくれるんだな…どこまでお人好しなんだ…。今日はちゃんと謝ろう、よし!)
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「ソーーッ」「エイ!」「オウ!」
彩「ディフェンス1本止めるまで!」
あなた「ファイト!!」
練習形式の5vs5が行われていた。
試合が近いため、みんなそれぞれ気合いが入っていた。
木(2年間のブランクを埋めるのは大変だろうが…がんばれよ、三井……!)
三「行くぜ」
あなた(三井先輩のプレー…!!どんなプレーするんだろう…シュートフォームも早く見たい…!!!)うずうず
彩(全くこの子ったら……)
ダムダム キュッ
そして三井はシュートを放った。
パスッッッ
木「はいっ………」ガーン