第20章 心配
流「……………水戸となんかあったか?」
あなた「えっ?ど、どうして?」
流「いつもなら水戸の名前出すだろ」
あなた「………」
流「なにされた」
あなた「えっ?」
流「あいつになにされた」
あなた「なにされたって…」
あなたは今日のことを思い出し、顔が赤くなる。
流「…告白されたのか?」
あなた「………」
流「抱きしめられたり…キスもされたりしたのか」
あなた「………」
流「…水戸のこと好きになったのか?」
あなた「それは…わかんない…」
流「はぁ…」
流川は安堵のため息をつきながら、再度あなたを強く抱きしめる。
流「あなたは…オレのものじゃないから他の人と何もするなとは言えねぇ…オレとしかしてほしくねぇけど…オレのものにならないんだったら……誰のものにも…ならないでくれ………」
あなた「楓……」
あなたもぎゅうっと強く抱きしめ返す。
流「あなた…」
ちゅっ…
おでこ、頬、鼻、耳、首、とゆっくりキスを落とす。
あなた「んっ……くすぐったいよ…」
それでも止まらない流川のキス。
あなた「っか、楓…んんっ……」
ぢゅぅっ
あなた「んあぁっ!!」
流「…かわいい、好きだ」
あなた「…ここ見えるじゃん」
流「見せとけよ」
あなた「やだよ、恥ずかしい」
流「チッ」
あなた「舌打ちしない!」
流「今度見えないとこにいっぱいつけてやる」
あなた「なっ…!!!」
流「だから今日はそれで勘弁しといてやる」
あなた「なにそれ!ふふっ」
流「笑った」
あなた「え?」
流「笑った顔が一番かわいい」
あなた「あ、ありがとう…」
流「おう。今日は遅くなったから、もう帰る。また明日部活で」ポンポン
あなた「うん!ありがとね楓」
流「ふっ」
グイッ
ちゅっ
流「じゃ」
バタン
あなた「…………楓も、優しいなぁ」
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あなたはもうこの日は"好き"について考えるのをやめた。