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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第18章 三井という男


体育館の扉が開いたため、教師たちは入ろうとした。
だが、赤木は体育館の中をみて、自分だけ入り、また扉を閉めた。

ガンッ!!

教師「なんだ赤木!」「あけんか!!!」

赤「ひ…秘密の特訓中ですので」

教師「なにぃ!?」

三「赤木……」

教師「コラァ!俺たちに秘密にすることないだろーが!」「あけんか赤木!」

赤「暑さ対策のため、閉め切って練習します。私の指示です」

宮「赤木のダンナ…全てオレの責任……」

赤「黙ってろ宮城」

そして赤木は三井のほうへ足を進めた。

ズンズンズン

赤「………」

三「………」

赤「三井…」

花「ぬ…?知り合いか?」
宮「木暮さんも知ってるふうだったぞ…」

花「おいメガネ君…」

その時、赤木が三井にビンタする音が体育館に何度も響いた。

バチンッ

木「三井は…バスケ部なんだ」

「「「え…………」」」

宮「三井サン…本当なのか…?」

そこから三井の話をみんなで聞いた。

武石中で県を制し、さらにはMVPを取ったこと。
海南や翔陽からの推薦を断り、安西先生への恩返しのため湘北に来たこと。
そこで赤木や木暮と出会い、同じ全国制覇と目標を掲げ日々切磋琢磨していたこと。
しかし膝を痛め予選には結局出られなかったこと。

木「それから二度と…三井はここに戻ってこなかった」

三「木暮…ベラベラベラベラしゃべりやがって…」

木「でも本当のことだろ、三井」

不良「そんなことがあったのか…知らなかったな……」

高「ケガがなけりゃ今頃エースだったかもな…」
花「ありえん!このエース桜木がいる限り!」

あなた(三井先輩………)
彩(リョータにあんにからんだのも自分が失ったものを持っていたから…?)

宮「三井サン…」
流「………」

掘「み…三っちゃん本当はバスケ部に戻りたいんじゃ…」

三「!!」

ドスッッッッ

掘「はぐっ!!!」

木「や…やめろ三井!」

三「うるせえ!関係ねーことをしゃべりやがって!」

バッッ

木「三井…足はもう治ったんだろ?だったら…また一緒にやろうよ…!」

ドンッッッ

三「バッカじゃねーの!?何が一緒にだバァカ!バスケなんてもう思い出でしかねーよ!いつまでも昔のことをごちゃごちゃゆーな!」
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