第2章 【きしれんかい】エンドロール
いや、もちろんそこは男の決断なんで!!
それを後悔しないくらい頑張らなきゃな。とか、
この決断が正解だったと思えるように今後も変わらず
努力し続けることが、ファンの方のために
俺ができることだとは思ってますし、
思ってるんすけど……。
うっかりしてるとそんな不安定な気持ちに
なりかける俺はココだけの話、
キンプリのキーホルダーも一緒に
ロケに同行させたり……してます。
なんか、不思議と…安心するんすよね。
―――いや、
何も不思議じゃないっすね。
だって、どう考えても、
それはそうなんすよ!!!!!
だって、オレにとっての
キンプリっていうグループは…
これ以上に大事なものが見つからないくらいの
一生モノなんすよ。
だから、本当に…
命かけて、
それはそうで―――…。
***
そんな日々を過ごしていたら
いつのまにか廉と海人のCDフラゲ日を迎えていて。
「え?!? もう明日だっけ?!」
って大きな独り言を呟きながら
念のために録画をしたあと目覚ましをかけて
(ZIPに廉と海人が出るらしいからね)
今日はめずらしく早起きしました!!!!!
番組が終わってから
久しぶりに廉に電話をかけようと
履歴をスクロールすると、
廉の名前が履歴から消えていて……。
いつも下らないことでも
廉と連絡とり合ってて、
履歴にはいつも廉がいたのに……
そんなことを思いながら6年ぶりくらいに
電話帳から廉の名前を探し出して
柄にもなく緊張しながら
廉を呼び出しています。