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【KP】非BL

第1章 【れんかい】僕だけは知りえないキミ。






そのために、まず俺がしたことは
努力を影でするんやなくて、
全て アケスケにしたってこと―――…。


ちょっと、想像してみてほしいんですけど、
めちゃくちゃハズいん、わかります…?


英語ペラッペラの帰国子女の前で
英語の教科書音読するくらいハズいん、
わかります??苦笑




でも、そこ乗り越えんとあかんなって…


バチバチに踊れる2人を前に、
真面目に基礎練見てもろて。


自分のカラダのキャパを知ってもらったうえで
オレたちを最大限に活かした
2人バージョンの振り付けをつけ直してもらって。




海人にも何回も真面目に踊り見てもろて。
海人はめちゃくちゃ踊れるくせに
俺のこと一回も笑ったり、バカにせんと


「うん、いいやん! けど、もしかしたら
こう動かした方がもっとカッコよく見えるかも?」
なんて、俺を認めつつ真剣にアドバイスくれて。


「あ! それそれ!!
今の廉の動き、めちゃくちゃいいやん!」
なんて…自分のこと以上に喜んでくれる海人見たら
更に頑張りたい思うやないですか。




一曲通しで踊り終えて―――…
「……ヤバいぞ、廉!
 オレら、めちゃくちゃカッコいいぞ!!」
そんな海人と一緒にやっとったら、
何だってブチかませる気にさせられる。


でも、本番直前になって
俺が緊張のピークにきとったとき、
最後の最後に舞台裏で


「今日は思いっきり楽しもうね、廉!!」
だなんて…ジュニアの頃から何も変わらず、
いつも俺に向けていたキラキラした目で言ってきて。


緊張のせいか、うまく答えられんかった俺に
「大丈夫! 廉の頑張りを1番知ってる廉と、
2番目に知ってるオレがついてるから!笑」


パフォーマンス前に泣かせにきたんかと
思たよね…。




パフォーマンス終わったらぶっ倒れるかも…


真面目にそう思うくらい、全てを出し切って
ステージにぶつけたあとに満面の笑顔で
「楽しかったです!」言う海人を見たら


もう、、、滾っちゃって。


思わず海人の腕を
ガッツリ掴んじゃってたよね。




これからもそんな海人と支え合って。


応援してきてよかったなって
ファンの方に思ってもらえるように
オレ達らしく、笑顔でいこな。






🖤Fin💛



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