ディアラバR-20/吸血も身も心も全てあなたのモノ
第4章 完結※カールハインツとの対面
目が覚めると回りが星空のようにキラキラと輝いている。まるで銀河系の惑星にいるような感じ
「綺麗」
「ずいぶんと気にいったようだな」
この人誰?
何処から登場してきたんだろうか?
にしてもカッコいいなぁ・・・
「私の話は聞いていたのかな?」
「え?あ!すみません・・・貴方に惚れてました」
「はは。私に惚れるとは・・・可愛らしいな。自己紹介するとしようか。私はカールハインツ。逆巻家の息子達の実の父親だ。君は私がどうして夢の中にいるのか・・・状況把握していないようだな。ここに来た理由。それは」
「っ!!」
いつの間に目の前に・・・足が動かない・・・
「そんなに怯えなくても君を殺さないさ。すぐに終わるから。ジッとしていなさい・・・ッン・・・!」
何が起きているのかわからない
カールハインツ様の牙が私の胸元に深く突き刺さり、吸血されている
どうしてだろう
痛いはずなのに
快感になってしまっている・・・
「・・・ッン。これで良い。
「あの。私に何を」
「ちょっとしたプレゼントを捧げたのさ。目覚めたら直ぐに分かる。」
カールハインツ様の声が遠ざかった後
重い瞼と腰を上げた
「今のは一体・・・カールハインツ・・・一体私に、どんな事を・・・もう少しだけ眠れば何とかなる・・・よね?」