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ディアラバR-20/吸血も身も心も全てあなたのモノ

第10章 この中から好きなアダムを選べ


「ーーう、ぅ•••っ•••ここ、どこ•••?」

私どうして?転校生の無神4兄弟と会話している途中で気を失って•••
「おれ達の家だよ•••••••••イブ•••••••••」
「ッ•••」
「目が覚めたか。どうだ、気分は?」
「っ•••いいわけ、ないよ、力づくで連れてくるなんて•••」
「うーん、手加減してやったのになあ。
アトついてたらわりぃ。ククッ。」
「本心じゃないのに謝られても嬉しくないよ•••」
「そんなにプンプンしないのー。エム猫ちゃんはさぁ、こういうのが好きなんでしょ?無理やりされるとか、強いられちゃうとかさぁ?」
「いずれにせよ、もうここに来てしまったのだから諦めろ。お前を帰す気は無い」
「嫌です•••」
「何故?」
「何故•••って•••諦めきれないから•••」
「逆巻達兄弟の屋敷に戻っても
所詮はタダの餌。貪られる運命だ。もう一度言う。諦めろ、返す気は無い。」

餌•••
運命•••

「だとしても。私は戻ります•••」
「はぁ。まだ自分の立場が分かっていないようだな。アイツら全員執着しているのはお前の心臓から溢れる血の味と蜜の味だけだ。たとえお前が戻ってきたとしても。広がるのは、精神的苦痛と肉体的苦痛による心の傷のダメージだけだ」
「っ•••••••••あなた達も私の血が•••••••••目的なの?」
「おい。さっきから黙って聞いてりゃふざけんなよ?あぁ?お前にそれ以外の価値があんのかよ?」

殴られる•••!!

「ユーマ。手を出すな」
「別に殴ったりなんかしねぇっての。思わず、な。」
「いずれにせよ、目的がお前の血である事は間違いない。それは否定出来ないからな。ーーーこの計画には、お前の血がなくてはならない。」

それってどういう事?

「えさの奪い合い等くだらない。俺の本望ではないが、アイツラにお前を預けておくわけにもいかない。今のままではあの方のご配慮が全て無駄になる」

「あの方?」
「お前の知る必要は無い事だ。とにかく、今後は俺達の屋敷で俺達に従って貰う。良いな?」
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