ディアラバR-20/吸血も身も心も全てあなたのモノ
第7章 無気力系ドSヴァンパイア本気出す※R-20※
「アイ貧血の具合はどう?」
「眠ったら回復してきたよ。心配してくれてありがとう。ユイお姉ちゃん。」
こんこん!
「皆さん。リムジンが到着しましたよ!」
「レイジさんの声だ。お姉ちゃん行こ♪」
夜間の学校は薄暗くてちょっと怖いけど
転校してから。お友達も出来て。充実した生活をしている
後で血をよこせよと。次々と攻められて。
ちょっとだけ有頂天になっていた私
彼らは私達姉妹をタダの餌で吸血しているということは、忘れてはいない。
もっと愛されたいという心の欲求不満のメーターが上がってゆく中で
「昨日はアヤト君達と、やらしい事してたんでしょ?僕も混ぜて欲しかったなぁ~」
「ライトまで参加したら食事が不味くなってしまいます。貧血にならないようにくれぐれも栄養のあるもの食べて下さいよ?」
カナト君に説教され、ライト君にはからかわれ。少しは距離感が近づいたかも?
「ご到着致しました」
学校に到着して、次々と下りてゆく。
私も行かないと•••って。あ••••
「••••••んぅ••••••」
隣で寝息をたてて眠っていた逆巻家の長男のシュウさん
相変わらずマイペースというか
全然起きる気配がしない
このまま放置してたら学校遅刻するし
レイジさんに説教される
誰もいない中で妙に緊張してしまい
2人っきりだと実感してドキドキしている
運転手さんを待たせたら迷惑になってしまう。声かけないと•••••••••