第12章 エキドナの歓迎
「うむ。やはり上半身は妾とあまり
変わらぬな。強いて言うなら胸の
大きさか?」
エキドナの胸は溢れそうな程に膨満で
魅力的である。それに比べたら
ルシアリアの胸は貧相としか言えなくなる。
「何も恥ずかしくなる事はない。
ほら、お前達可愛がっておやり」
エキドナがそう言うとまた石段の下から
何匹かヘビが上がってきて胸の周りから
囲むように這いずってくる。
その感触がリンパに沿って撫でられて
マッサージをされてる感覚である。
気持ちいいような、くすぐったいような
背中がゾワゾワしてくる感じがする。
這いずる感触を我慢してるとその
衝撃は突然やってきた。
一匹のヘビが胸の頂きをチロチロと
舐めてきたのだ。
「ひゃあぁ」
「なんじゃ、色気の欠片もない悲鳴
じゃな。だが、やはり人間もそこは
気持ちいいようじゃの。
観察するだけじゃ悪いからの。
せめてものお礼に気持ち良うして
やるでの」
「いやいやいや、その気遣い
いりません!お礼は和平して
もらえればそれで十分なので!」
「そうか?ならさっそく足とやらを
見せてもらうぞ」
そう言って、エキドナはルシアリアの
足を撫でながら足先から見ていく。
「指は手と同じで5本だな。男と同じ
作りだが女子の方が小さいな。
体毛も男に比べて薄いのぉ」
「それは個人差があると思います」
「そうかそうか。男と比べると細くて
滑らかじゃな。触り心地も良い。
さて、肝心のこの先を見せてもらおう」
閉じていた膝を割り開く。ルシアリアも
覚悟を決めて目を閉じ従う。
「ふむふむ。茂みは同じだが男にある
肉棒はないのじゃな。あれは妾が
擦ってやると固くなって喜んでおったわ」
コロコロと上品に笑って観察を続ける。
「ヒダがあるのぉ。花びらのようじゃ」
隠部辺りを見られて触られると
どうしてもムズムズした気持ちになるが
どうにか堪える。
「ちょっと広げるぞ」
「きゃあ」
ヒダを広げられると空気を感じる部分が
多くなるせいか驚く。つい膝を閉じようと
するとまたヘビがやってきて片足ずつ
巻き付かれ足を広げられる。
抵抗は無駄なようだ。