第7章 一回って?(中編)
息はまだ少し荒いが落ち着いてきたので
リヒターの腕を押して指を
引き抜こうとするが動かない。
「リヒター?抜いて。私、イッたよ」
そう言うと、スッと抜かれると
思った指が抜かれる寸前で
ぐっとまた奥に勢いよく入り込んできて
ぐちゃぐちゃと音を立てながら
腔内を掻き回す。
「やあぁ!どう して…あっ、あぁん!」
イッたばかりで感覚が敏感になっており
快楽を大きく感じる。
「やあぁぁぁ 抜いてぇ 抜い てぇ」
ある1箇所を刺激されるとさらに
背中が反り返りビクンと反応する。
「ここか」
得意げにニヤッと笑い集中的に
そこばかり攻めてくる。
「ダメ!あっ やっ んんっ ダメッ
ダメェ あぁ あん あぁっ
あああぁぁぁん!!」
さらに大きい快楽の波がきて
2回目の絶頂にすぐ到達してしまった。
くったりと身体から力が抜けるが
指の動きは止まらない。
「やぁ もう やめっ あっ
もぉ イッたよ! あぁ
んんっ 一回って…やぁ 一回
って あぁん 言ったのにぃ
今 動かさないでぇ~」
「もっと気持ち良くなりたいだろ?
ほら、もっとイけよ!」
ぐちゃぐちゃと音を立てて
掻き回しながら空いてる親指で
花芯もイジってくる。
「無理無理無理っ!やぁもぉ!
あああああぁぁぁん!!!」
胸と蜜壺と花芯を3箇所同時に
攻められるともうダメだった。
足をピンと伸ばして
身体をビクンビクンと震わせ
プシャァと潮を吹き出して
絶頂に達する。
やっと指を抜いて力の抜けた
ルシアリアを横に寝かしてくれる。
「悪ぃ、あんたがかわいくて
止められなかった」
ルシアリアは、はぁはぁと肩で息をしながら
涙目でリヒターを力なく睨む。
「1回って言ったのに。…その1回も
いいって言ってないのに…」
「悪かったって!そんな目で
睨むな。これで止めてやれなくなる」
もちろんリヒターの一物は元気ビンビンで
はち切れそうな程に天井に向かって
唆り勃っている。
横になっているルシアリアの腰を
リヒターがそっと撫でる。
敏感になっているルシアリアはビクンと
身体が跳ねる。