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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第4章 ヴァンパイアの気まぐれ


ヴァンパイアが血を啜る時に
相手が抵抗しないよう痛みではなく
快楽を感じるようになっていた。
何もされてないのにフォルトと
エッチした時のような快感が湧き出る。

血を啜られていたのは、ほんの数秒だったのに
快感のせいで頬が高潮する。
自分の感情にも信じられない怒りを
覚えて涙目になりながらも負けじと
ヴァンパイアを睨む。

「なんと本当に美味しい。そして屈服
しがいのある娘ですね」

口周りをペロリと舌舐めずりしルシアリアの
全身を視線で舐め回した。

「まずはこの邪魔な服を取って
しまいましょうか」

ビリビリッ

麻のワンピースはヴァンパイアの手によって
簡単に破られてしまった。

情けなく叫びたくなくて、またも歯を
食いしばる。

「おや、先程のように叫んでいいんですよ?
ステキな悲鳴をもっと聞きたいんですが…
まぁこれから存分に甚振ってあげますからね」

残りの下着も破られて丸裸にされてしまう。

「あぁ、その恥ずかしさを堪えた顔、
なんともいえませんねぇ」

ルシアリアの表情を楽しみながら全身を
視漢する。

「白くて張りのある肌、なんて噛みごたえ
のありそうな肌でしょう。明日の儀式まで
我慢しようと思ってましたが、先程の味見
だけじゃ物足りないですね」

「あ、明日の儀式って…何をするつもり!?」

何かされる前に話をして時間を
稼ごうと考える。

「あぁ、明日は満月です。人間は知らない
でしょうが、満月はヴァンパイアの力を
高めてくれます。
その時に若い女性を私の高潔な物で
串刺しにすれば血はもちろん体の全てを
栄養として取り込むことができて
レベルが格段に上がり、私はまた
一段と強くなれるのです。
私の一部になれることを
誉れに思うがいいでしょう」

「なっ…それが儀式…?」

「その通り。その儀式のおかげで
私には他のヴァンパイアと違って
太陽や十字架だって恐れません。
この儀式により私はさらに強さを手に
入れ人々に恐怖をもたらして
あげましょう」

ヴァンパイアの顔が楽しくて仕方ないと
いうように不気味に笑う。
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