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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第26章 幸せの光


2人手を繋いで花びらの舞う中、退場する。

来てくれていた参列者の顔をゆっくり
見ていく。

ジークベルトはまだお相手がいなく
時期国王の隣を狙ってる者は多く
胃を痛める日々を送っているようだ。

ティアナもさらに美しくなり求婚者が
他国からも来ているそうだ。

魔王はミリーと魔物達と一緒に参列して
くれた。魔王が一緒に各地を回ったので
人間と魔物との隔たりがだいぶなく
なってきている。

ギーニとシェーラは、ついこの前五つ子を
産み5匹のかわいい子竜を連れてきていた。
式中はお利口に寝ていたようだ。

エキドナは人間のお相手が出来、結婚式にも
一緒に参列してくれた。マッサージ店は
予約が取れない程繁盛してるそうだ。

リヒターはナーナと結婚して人狼族の
頭領と認められ種族間をうまく取り纏めて
いるようだ。

懐かしい顔触れにお祝いされ
幸せの絶頂を染み染みと感じる。

簡易なドレスに着替え披露宴も
盛大に行われた。
国中の人が集まってくれたのでは
ないかというくらい多くの人が
お祝いに来てくれていた。



あっという間に夜は更け、特別に用意された
国一番のスイートルームでやっと
2人きりになる。

「お疲れ様ルア。1日中ドレス着て
疲れただろ?」

「ちょっとね。でも幸せな1日だったぁ。
あっという間に今日が終わっちゃうね」

しんみりするとフォルトがルシアリア を
後ろから抱き締める。

「まだ今日はこれからだよ?」

「え?」

振り返ったと同時に口づけされる。

「んっ はぁ フォルト…?」

「一番楽しみにしてたんだけど…初夜」

「初夜…か。初夜なんだね」

そう言われると何百回としてきた行為も
いつもに増して緊張してくる。

「このドレス姿もいつまでも見たい
傍ら早く脱がしたかった」

そう言って髪に付いたアクセサリーを
丁寧に外していってくれる。

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