第22章 悪夢
絶頂の余韻が終わらないのにお尻にレクトの
硬い物が押し付けられる。
「嫌…っ、止めて…待っ…あぁ…
止めっ…あぁああああああぁん」
後ろの穴に挿入され同時に二つのものを
無理やり受け入れさせられる。
リヒターの物だけでもきついのに
レクトの物もルシアリアを攻めたてる。
泣き叫んでも止まらず何度も交互に犯し
串刺しにしルシアリアの身体を蹂躙した。
ボロボロに涙を流しながら飛び起きると
外はまだ暗く朝まで遠い。
荒い呼吸を整え涙と汗を拭く。
恐かったのに夢の内容は思い出せない。
その後も眠気はなかなか訪れず朝方に
少し眠れた程度だった。
その一時の眠りでも恐い夢を見る。
恐ろしい盗賊がたくさん出てきて輪姦
されるのだ。
泣き叫んでも止められる事のない凌辱。
果てしなく官能を与えられ限界と
共に目覚める。
ほとんど眠れず朝を迎える。
「ルシアリア様大丈夫ですか?」
朝起こしに来たミリーが顔色の悪い
ルシアリアを心配して朝の準備を手伝い
ながら温かいお茶を入れてくれる。
お茶を飲むと少し落ち着き元気が
出てきたように思える。
「大丈夫。今日もありがとう」
心配させまいと笑顔を返し着替えて
フォルトの部屋に行く。
「おはようルア…また恐い夢を
見たのか?」
「フォルトおはよう。…うん。でも
ご飯食べたら元気出るよ。早く
食べに行こう」
一番心配を掛けたくなくて元気に振る舞うが
フォルトにはやっぱりバレて
しまってるようだ。
ルシアリアの気持ちを汲み取ってただ
優しく抱き締めてくれる。
それにも元気をもらい今日も1日ティアナと
お茶したり図書館で読書をして過ごす。
夕方になると王族の皆と夕飯を共にした。
クラウン王国での出来事や近年あった
面白い噂など楽しい時間を過ごした。
しかし、ここ数日ほとんど眠れてない
ルシアリアは限界がきて先に部屋に
戻らせてもらう。
フォルトはその場に残りルシアリアの事を
ジークベルトに相談した。