第20章 隠し部屋
「そっか、後ろだけじゃあ気持ち良く
ならないよね。大丈夫。こっちには
これを挿れてあげるから」
イボイボのついたもう一つの玩具を
取り出し蜜口に当てる。
「さっきからイクの我慢してたでしょ?
これでイケるよ」
「やだ!止めて!やっ あっ!
あああああぁぁ…っ!!!」
ルークビルクの言う通り蜜壺に玩具を
深く押し込まれただけで身体をピンと
張り詰め達してしまった。
「気持ちいいねぇ。これもね朝の物程
長くじゃないけど振動を与えてくれる
からね。後ろの玩具と刺激がいい具合に
絡み合って何度だってイケそうだろ?」
「あぁ やぁ 止…めてっ あぁ …っ」
「そうそう、君が見つからないからジーク達は
捜索を街にまで広げたようだよ。君は
ここにいるのにねぇ。探してどこまでも
行ってくれたらいいのに…
そろそろ昼休憩が終わるから行くよ。
次も面白い事考えててあげるからお利口に
待ってるんだよ」
ルークビルクの言う通り、蜜壺に入ってる
動く玩具と後ろの玩具の刺激が絡み合って
玩具の動きが止まるまで何度も達してしまう。
朝から立て続けに快感を与えられた身体は
玩具の動きが止まって疼きが収まると
疲れ切って眠りについた。
音がして目が覚めるとルークビルクが
隠し部屋に戻ってきたところだった。
何も言わず玩具を引き抜かれマットを
収納しトイレの椅子に座らせられる。
「僕がこんなに甲斐甲斐しくお世話
するなんて初めてだよ。感謝しなよ」
食事も用意し部屋を出ていく。
何もされなかった事に安心して
食事を小さく一口、口に入れるが
喉を通らない。
この先どうなるか考えてもわからない。
聖女に拝命され世界中の人を治して
あげたかったのに…
フォルトと結婚して幸せになるつもり
だったのに…
今は先が何も見えない。
止め処なく涙が溢れる。
「フォルト…」
唯一心を強くしてくれる名前を届かないと
知りながらも呼んだ。