第20章 隠し部屋
ルークビルクは張り子で何かを探すように
腔内をゆっくりたどる。
それが奥のある場所に触れた瞬間
ルシアリアはひゅっと息を呑んだ。
「あぁ、君のいいところ見つけた。
…ここだね?」
張り子に魔力を流し特に感じるその部分に
突然振動を加えて強い刺激が与えられた。
張り子は容赦なく官能の際へと
追い詰めていく。
「ん〜 ふっ うぅ んんん!!!…ッ!」
沸騰するかのように高まった官能に
襲われ下肢がビクビクと打ち震え
絶頂に達した。
仰け反るようにひくひくと硬直したが
止まる事のない張り子の刺激に
イクのが止まらない。
「ずっとイッてる?さっきから身体が
ビクビクしてかわいいよ。泣き顔も
唆るね。その顔を見てるだけで僕も
イキそうだよ。僕のを挿れて欲しい?
残念だけど頼まれても挿れないよ。
王族の高貴な精子は君には
相応しくないからね。聖女は
珍しいけど元は庶民の血だしね」
快感に呑まれルークビルクの声は
ルシアリアに届いていない。
「まだ始めたばかりで楽しい玩具を
壊しちゃいけないから今日は
これくらいにしてあげる」
その言葉と共に張り子の振動が止まる。
力の入った身体が一気に脱力して
荒い呼吸が繰り返される。
「これくらいでくたばってちゃこの先
保たないよ?早い回復力でまた僕を
楽しませてね」
秘部から張り子を抜き、猿ぐつわも
外してくれたが手足の鎖はそのままで
マットが折りたたまれトイレのような
椅子に座らせられる。
「お漏らしされて汚されても嫌だからね。
水魔法で自分で綺麗にするんだよ。
そうそう生活魔法程度の強さじゃ
その革のベルトも鎖も切れないから
無駄な事はしないようにね」
そう言い残しルークビルクは隠し部屋から
出て行った。
逃げる事も叶わずどうする事もできなくて…
だが、ルークビルクがいなくなった事に
安心すると力尽きて気絶するように眠りについた。