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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第14章 誘淫の印の消し方


「今回の事で気付いたんだ。やっぱり
俺にはルアが必要だって」

「フォルト…」

両手で顔を包まれ真剣な瞳でフォルトが
見つめてきた。

「ルアとずっと…ずっと一緒に
いたいんだ。嬉しい事も苦しい事も
一緒に感じていきたいんだ。だから…
俺と結婚してください」

いつかはフォルトと結婚したいと
心の中で思っていたけど、
はっきりと言ってもらうとこんなにも
嬉しいものだと思わなかった。

目からポロポロと涙が溢れる。

「…いいの?…私でいいの?」

いろんな女性にモテるフォルトだから
本当に自分でいいのか自信がなくなってくる。

溢れる涙を頬を包んでる指で拭きつつ
額をコツンと合わせる。

「ルアがいいんだよ。俺は
ルアしかいらない。だから
俺と結婚しよう?」

すごく近いところで見つめ合い
嬉し涙が止まらずボヤケて見えなくなるが
返事はしっかり返さなければいけない。

きっと返事はわかってるだろうが口に
出すまではフォルトも少し不安そうな
顔をしている。

「…はい。よろしく…お願いします」

次の瞬間、今までで一番眩しい笑顔になり
ギュッと抱きしめられた。

「ルア!愛してる」

フォルトの背中に腕を回しルシアリアも
抱きしめ返す。

「うん。私も!…愛してる!」

誓いのキスのように口づけを交わす。
そして顔を合わせ微笑み合う。

二人にとって、とっても幸せで
特別な時間だった。


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