第1章 やさしいきもち
リンさんは中国の人で、
体が大きくて、いつもドクロとか少しダサいTシャツを着ていた。
たまに短気になるときがあるけど、気前が良くていい人。
リンさんはいつもプレイが終わると本番を要求してきた。
「ユノちゃんオネガイ〜」
少しカタコトでいつも調子がいいし、断ればしつこく言わないので
わたしは出禁にはしなかった。
リンさんはシングルファザーでまだ小さい娘がいる。
最近言うことを聞いてくれないのだと言ってた。
写真を見せたら案外可愛い子で、りんさんの娘だけあって気が強そうだった。
ユノちゃん最近色気出てきたね。コレ?
とリンさんは親指を立てる。
わたしは笑いながら「そんなんじゃないよ!」と否定した。
リンさんは機嫌良くまたね!
次はえっちしようねと、言いながら帰っていった
わたしはもう〜と怒りながら。りんさんを見送る