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ブラック企業より楽だろなめんな(ツイステ)

第3章 学生生活を送るなんて……


今日から本格的に授業が始まる。

朝、学園長からマジカルペンと制服をもらった。

制服なんて久しぶりだな。



「でもこれ、スカート短くない?」

「よくお似合いですよ、私の見立て通りです!」

「こういうどうでもいいところを見立てずに向き合うべき問題を見て下さい」



まあ着れたら何でもいいんだけどね。

最初の授業はトレイン先生の魔法史か。



「あ、お前オンボロ寮に住んでるやつだろ? 俺エース・トラッポラ、仲良くしようぜ」

「メリットがないので却下」

「えーいいじゃん! そいつがグリムか、マジでタヌキみてー!」

「ふなっ! オレ様はタヌキじゃねーんだゾ!」

「初対面の相手に対して随分と失礼だね、外見だけで判断するとかどれだけ偉い身分のご出身なわけ?」



まぁエースはお調子ものだけど、リドルさんを変えるきっかけを作るからな。



「エース、急にいなくなるから探したぞ。君は確か……」

「記子だよ、君はデュース・スペード君で合ってるかな? よろしく」

「俺との扱いが全然違うんですけどー!」

「君も人の事言えないし、対等でいいじゃん」

「君じゃなくて、エースって名前があるんだけど! というか、何でデュースの名前知ってんの?」



トリップしてきたって言っても分かんないだろうし、適当に話しておこうかな。



「クラス名簿、一通り見てたからね。制服の色でハーツラビュル寮っていうのは分かったし、後は勘だよ」

「記子は凄いんだな、僕も負けてられないな」

「これから関わる事になりそうな人を知っておくのは当然でしょ。特に同じクラスならね」



そんな話をしてたら、トレイン先生が入ってきた。

ルチウスは普通に可愛い、撫でたい。

社畜にとって癒しは必須だからなマジで。
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