• テキストサイズ

ブラック企業より楽だろなめんな(ツイステ)

第2章 見覚えのある場所だなと思ったら……


「ふなっ? んー甘いんだゾ!」

「それは黄金糖っていう飴。私の一番好きなやつ。掃除で疲れただろうから、甘いものが欲しいかと思ってね」



さっきポケット触ったらスマホとかも一緒に入ってたんだよね。

流石にツイステは消えてたけど。



「こんばんは~優しい私が夕食を持って来ましたよ〜」

「ありがとう学園長、色々と我儘聞いてくれて」



普段は一切頼りない学園長だけど、一応学園長としての責任は持ってるみたいだね。



「いえいえ、それにしても随分と綺麗になりましたね」

「どこかの誰かさんが管理責任を放置していたようなのでね」

「貴女かなり辛辣ですね! 私傷つきますよ!」

「そんなんだから、いざって時の修理費が重なって金欠になるんですよ。自分の首締めてる自覚あります?」

「うっ……」

「掃除はグリムが一人でやってくれたので、少しでも責任を感じたなら、グリムにツナ缶10コくらい渡してやってください」

「やった〜ツナ缶なんだゾ!」

「それと、ここのゴーストたちにも労いの言葉くらいかけてやって下さい。散々放置されて寂しい思いをしていたでしょうから」



翌日以降、グリムからは親分と呼ばれ、ゴースト達からは女神と呼ばれるようになった。

そして学園長からは秘書認定され、雑用を堂々と押し付けてくるようになったのは言うまでもない。


「いつか学園長の座から引きずり下ろしてやるあの烏……!」
/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp