第15章 ガジル 「決心」
〜おまけ〜
部屋を片付けているとネックレスを見つけた貴方。
悲しそうにしている貴方を見てガジルはそれをそっと手から取った。
「…修理して貰えるはずだ。それで気が済むわけじゃねえだろうが、綺麗に戻したくないか?」
自分が発端でこんな事になったから自分のせいだと思っている彼は頷く貴方の頭を撫でながら修理をして貰いに行った。
…カナタの兄さんにはとことん頭上がんねえな。コイツを助けてもらって、俺は危険な目に合わせて…。
括っていない自分の髪をかきあげてから首を横に振って前を向く。
「いや、…俺に任せてくれ」
-𝑒𝑛𝑑--------