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OH CHERRY!─山コンビ─

第6章 in フラれちまった悲しみに(最早“in”は不要)










………ぉ、く………





(………ん?)





……しょ……ん……





(……ん〜?)





……しょおくん……





(………む?)





呼ばれてる?


誰だ?


何か、聞き覚えがあるなぁ


誰だっけ?


この掠れた甘い声は…


……確か……


………


………





智「……翔くん」

翔「Σ!!!……さ、智くん!?」


俺は勢い良くベッドの上に飛び起きた

どうやら、空腹に耐えつつ転がっていたら、眠ってしまっていたらしい

焦って声のした方を見ると、智くんがベッドの淵に腰掛けて俺を見ていた


翔「な、何で智くん……どうして……」


戻らないと思っていた人が目の前で微笑んでいるのを見て

俺の頭は混乱した


翔「何でだ?智くん、松岡さんに逢わなかったの??」

智「……逢ったよ?」

翔「じゃ、じゃあコレはアレだ、夢だ!俺、寝てるんだ!」

智「……さっきまで寝てたけど、今はもう起きてるよ?……夢じゃ、ないよ?」

翔「じゃ、じゃあ……あ、そっか!忘れ物したんだっ!!」

智「……そうだね」


智くんはふんわり笑いながら、ベッドの上に乗って

そっと俺に寄り添った



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