第2章 in 週末のファミレス(幼馴染みの皆さんと一緒)
潤「で、また振られたのか?」
夜中間近のファミレス
閑散としたフロアに、松潤の呆れた声が響く
その隣では、相葉ちゃんが夜食のラーメンを派手な音を立てながら啜っていて
それを、そのまた隣で、ニノが頬杖を付いて見ていた
俺は、幼なじみの3人の顔を見ながら、ボソッと言った
翔「………うん、振られた」
ソレを聞いた相葉ちゃんが、まだ飲み込んでいない麺を飛び散らせながら笑い出した
相「ひゃははは、翔ちゃん超かわいそうッ!!(笑)」
ニ「相葉さん、それは可哀想ってテンションじゃないですよ」
相「ひゃははは、…はは?」
翔「もう良いよニノ…好きに笑ってくれ(泣)」
俺は、自分の事を男前な眉を寄せて見ている松潤の視線から逃れる様に目を伏せた
潤「…またアレか?…いざって時になって…」
松潤が珍しく少し遠慮がちに言った
翔「ええ、そうですとも…もう30過ぎなのに有り得ない、てかキモイと吐き捨てて去って行ったさ…(遠い目)」
そう
俺が毎度毎度振られてしまう原因、それは…
翔「…三十路の童貞の何が悪いんだ…ただ、チャンスに恵まれなかっただけなのに…(泣)」
もう、30だと言うのに、未だに未経験であるコトが原因だった(泣)