第2章 in 週末のファミレス(幼馴染みの皆さんと一緒)
ニ「悪くは無いでしょうけどね…
その容姿でまだ童貞だって言われたら、何か問題があるんじゃないかと思われても仕方ないでしょうね」
ニノが相葉ちゃんの手を使って飛び散った麺の残骸をテーブルの端に寄せながら言った
翔「…そんなコト言われても…」
潤「そもそも、だ。
わざわざ“僕、童貞なんです”なんて言わなきゃ良いだけのコトなんじゃないのか?」
汚れた手を持て余す相葉ちゃんの手にオシボリを握らせて、松潤が言った
翔「…だって、緊張しちゃって…つい」
ニ「しょうがないですよ松潤。翔ちゃんはヘタレで真面目なんですから」
翔「…ヘタレは余計だ、ニノ(泣)」
ニ「余計じゃないでしょ?大体、初めての時にヘタレて
“練習でさきっちょだけ入れてみてもイイ?”
何てバカなこと言ったのが童貞を引き摺る原因になったんじゃないでしたっけ?」
翔「………そうだけど(泣)」
俺はかっくしと俯いて溜め息をついた