第14章 live=love!
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松潤「もしかしたら、翔くんと別れなくちゃならないかも知れない事情が智さんにあって
ソレに悩んでいて……ニノに相談した、とか
その方がしっくり来るけどな」
翔「……俺と、別れなくちゃならないかも知れない……事情?」
(……って、浮気じゃないの?)←どうやらソレしか思い付かないらしい(笑)
一体浮気の他にそんな理由があるのだろうかと首を傾げる俺を、半笑いな感じで見ながら
松潤が話を続けた
松潤「ああ、だいたいさ
翔くんは智さんにばっかり夢中であんま知らないかも知れないけど
なかなかどうして、ニノと相葉ちゃんも上手く行ってんだぜ
それを、ニノが幼なじみの嫁と浮気とか、考えらんねぇから」
翔「…………」
(……そうだったのか。)←自分の嫁以外に余り興味が無くて何も知らなかったらしい(笑)
松潤「ま、何にせよ、本人たちに確認を取りゃ良いだけの話しだろ?
俺なんかに話してないで、直接本人から話を訊けよ」
ぽけっと自分の顔を見て口を開けている(笑)俺に、松潤が男前に言い放つ
俺はソレを聞いて、もじもじと指を弄りながら言った
翔「……だから、直接訊こうと思ったら留守電だったんだもん///」
松潤「智さんの携帯?」
翔「いや、智くんでなく。」
松潤「ニノか?」
翔「いや、ニノでもなく。」
松潤「は?
じゃあ誰だよ??」
翔「相葉ちゃん。」
松潤「はぁっ!?」
松潤は、俺が相葉ちゃんに電話した事を聞くと大袈裟に目を見開いて身を乗り出した
松潤「何で相葉くんになんか連絡すんだよ!
余計話がややこしく…」
─ドンドンドン
相葉「しょ〜ちゃあぁ〜〜んッ!!ニノの一大事って何ゴトぉお〜〜〜ッ!!?////」(←誰もそんな事言ってません)
松潤「………なるだろ。」
松潤は、激しくノックされる玄関の戸の方へ目をやりながら
深いため息を付いた
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