第3章 in 初デート(顔合わせ時のみ保護者付き)
そう言って、はにかんで笑う智くん
(あぁ……ダメだ………俺ダメだぁ////)
超絶ハマってしまった////
翔「……行こう、智くん…ランチを予約してあるんだ///」
智「え?予約してくれたの?」
翔「うん、ランチの後は近くの植物園を散歩して、その先の池でボートに乗って、んで、暗くなったら…
…ほほっ……ほほほホテルも予約してあるから、一応////」
智「………ホテル」
“ホテル”と聞いて智くんの顔が俄に曇る
翔「Σい、いやっ!ら、ラブホとかでなくちゃんとしたホテルだよっ!!ソコのレストランでディナーの予約を取ったから、ついでって言うか何て言うかッ!!////」
我ながら苦しい言い訳だと思いつつも、精一杯力説してみる
智くんは黙って俺の顔を見つめると、フッと視線を逸らせた
智「……良いよ別に……僕も一応そのつもりで来たんだから」
翔「Σえっ!?…そそそそのつもりって!!?」
智「…松本さんにね」
俺の手をギュッと握って、俯いたまま智くんが言った
智「昨日、電話で言われたんだ…
…翔くんが、その…
…まだ、チェリーだから、男にしてやってくれ、って///」