第3章 in 初デート(顔合わせ時のみ保護者付き)
(Σひぃーーッ!!めっちゃ可愛いッ!!!/////)
俺は思わずその細い肩をガシッと掴んだ
翔「全く持って厚かましくないっす!!てか、呼んで下さいっ!!是非っ!!!////」
智「………え?////」
驚いて俺を見上げる上目遣いの、これまた可愛いコト可愛いコト…
(だ、ダメだ俺…)
…完全に惚れました///
翔「お、俺も智くんって呼ぶから………い、良いかな?////」
暫くポカンと俺の顔を見ていた智くんは、ニッコリ笑うと、肩に置かれた俺の手の上に、綺麗な手を置いた
智「うん、良いよ」
俺は返事をする智くんの、自分の手の上に置かれた手を見詰めた
(…智くん、手まで綺麗なんだなぁ///)
そんなコトを思いながら、智くんの手を取り、握り締める
翔「////じゃ、じゃあ行こうか、智くん」
智「うん、行こう、翔くん」
手を握ったまま歩き出す俺
と、智くんがその手をじっと見た
翔「あ、ごめん!…手、繋ぐの嫌だった!?///」
(そうだよな、どんだけ可愛くたって智くんは男なんだ、こんな公道で男同士手を繋いで歩くなんて…)
智「…違うんだ」
慌てて離そうとした俺の手を、ギュッと握り締めて智くんが言った
智「こんな風に堂々と手を繋いで貰ったの初めてだったから……嬉しくて///」