第14章 live=love!
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(そうさ!智くんは俺のもんだ!!
俺らは夫婦なんだ!法的にもちゃんと家族なんだからッ!!)
※正確に言うと法的には『夫婦』でなく『兄弟』です。
俺は、ガバッと立ち上がるとポケットから携帯電話を取り出した
翔「こうなったら直接電話してやる
……相葉ちゃんにっ!!!」(←ソレは直接って言いません)
俺は鼻息も荒くそう宣言すると、勢い勇んでにっくき恋敵の恋人に電話を掛けた(←だから直接ニノに電話しなさいよ)
─purururu…purururu…
相葉『はいはいはぁい、相葉くんでぇ〜す♪』
電話は、数回コールして相葉ちゃんに繋がった……………と、思ったら。
翔「も、もしもし相葉ちゃん!?ちょっとニノと智くんの事で…」
相葉『相葉くんは、只今忙しくてお電話に出ることが出来まっせん!
ぴぃ〜〜っと言う発信音の後に、愛のあるメッセージをどうぞ♡』
翔「留守電かッ!!」
思わず某お笑い芸人みたいなツッコミを入れる俺
その直ぐ後に、電子音が鳴り響いた
翔「もしもし相葉ちゃん!?俺、翔だけど!
ちょっとニノと智くんの事で話があるんだ!
大至急連絡をくれっ!!」
俺は泣きそうな声でメッセージを残して電話を切った
翔「し、しかし、この留守電だって何時聞いてくれるか解らないしな…」
それまで家で独りきりで居るのは辛過ぎる
翔「………よし、こうなったら………」
俺は、ごくりと唾を飲み込んでまた電話を掛けた
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