第14章 live=love!
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翔「うん、良いよ!
行きたいとこがあんの?
俺、智くんと一緒に行くなら何処でも構わないから♪
あ、でも行く前に一回えっちしたいなぁ♡」(←笑)
智「…………そうでなく。」
ウキウキしながら言う俺に、智くんが静かにツッコミを入れる
翔「ん?そうでなく??」
智「僕、一人で出掛けるんだよ」
翔「そっか、一人で……
……
……
……
……
Σえぇええッ!?一人でぇええぇえッ!!?」
智「…………反応、遅。」
一拍置いて悲鳴を上げる俺(←一拍以上ありませんでした?)に、智くんがまた静かにツッコミを入れ
カチャカチャと空いた皿を片付け始める
俺は慌ててお代わりしたご飯を口の中に掻っ込んで
智くんの手を掴んだ
翔「ふぉいふぇふぁふぁひふぇえっ!!////」
(※置いてかないでと言っております)
智「……ごめん、ちょっと……どうしても一人で行きたいとこがあって……」
翔「(ごっくん←飯を飲み込んだ)じゃじゃじゃじゃあ!
行く前にえっちさしてっ!!///」(←結局それかいな)
智「………………………ごめん」
智くんは、(口の周りにご飯粒を大量にくっ付けて)自分の腕に縋り付く俺の手をそっと外しながら
小さく首を振った
翔「Σなっ、何故ッ!?」
何故って
普通に考えたら、出掛ける前にえっちをせがまれて断るなんて事は
別におかしな事じゃないし
寧ろ
お出掛け前の妻にえっちをせがむ方がどうかしている訳なんだけど
ソレまでに一度もえっちを断られた事が無かった俺は、大いに焦り
再び智くんの腕に抱き付いた
翔「Σさ、智くん………俺を捨てる気なのっ!?///」(←泣きそう)
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